蜜蝋キャンドル





 人類が最初に出会った甘味であるハチミツ。先史時代のいくつかの壁画には、既に人間が蜂の巣からハチミツを採取している様子が描かれています。古代エジプトの壁画には、ミツバチの飼育と採蜜の様子が細かく描かれていますし、ギリシア神話には、主神ゼウスが山羊の乳とハチミツで育てられたというエピソードを見つけることができます。キリスト教の聖人である、聖アンブロシウスを描いた図像には、ミツバチの巣箱が一緒に描かれていることがありますが、これは彼が「甘い」説教で人々を魅了することに由来するのだそうです。

 現在でも健康に良いなどといった理由で愛好者の多いハチミツですが、古代においてハチミツは唯一にして貴重な甘味であり、万能の医薬品であり、生活必需品でもありました。ハチミツは塗り薬として怪我を癒やし、食べ物やミイラの防腐剤の役目も果たしました。そして、ハチミツが製造される場所である蜂の巣からは、蝋燭の材料となる蜜蝋(ビーズワックス)が採取されたのです。光を生み出す蝋燭の材料である蜜蝋が神聖視されるのは当然として、一方で蜜蝋は呪いの人形作りにも使われていたらしいことが明らかになっています。

 いずれにしても、このような貴重な物質を生み出す昆虫であるミツバチは、極めて特別な生き物として扱われることになります。例えば古代エジプト王朝のシンボルや、古代ギリシアの貨幣に描かれたミツバチの姿などを見ることができます。ミツバチは、時には神そのものを、時には不死を、時には真実を、時には処女性を表しました。およそミツバチほど数多くの象徴や伝承をもつ生き物は他にいないかもしれません。多くの伝説や迷信が失われた現代でも、恋の魔術にハチミツは欠かせないアイテムの1つとなっています。どうかこの蜜蝋のキャンドルを使って、あなたの世界に豊かな光を灯してください。





 蜜蝋ピラー・キャンドル
(日本語解説文付き)

(直径約5cm、高さ約8〜9cm)
ナチュラル
\3,200(税別)[1本]





 蜜蝋ピラー・キャンドル
(日本語解説文付き)

(直径約5cm、高さ約8〜9cm)
ホワイト(漂白)
\3,800(税別)[1本]




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